昇り高欄の上金具。なんせ小さくて数が多い。上金具を省いてもよさそうな部分だが、省くことはせず、付けられるところはすべて付ける予定。
昇り高欄の上金具。ようやくこれで完成。
続けて、二重台輪の高欄上金具。今日は1日かけて、この細かい上金具を完成させました。
注文していた旋盤が届いた。小型なので、そんなに大きなものは削れないが、小さなものなら出来るだろう。とにかく練習して要領をつかまないとだめだな〜。
とりあえず、1つ製作してみる。なかなか初めてやるのにギボシを製作するというのは難しい。
なんとか1つ作ってみたが、もうひとつ・・。
1つ置いてみた。大きすぎたので、もう少し小さいギボシにします。
このように両サイドにギボシを削り出した。この大きさだと、こんなに間に地金をとらなくてもいいかもしれないなぁ。まぁ、1つ1つ経験して失敗して覚えていくっていうのが職人の道なので、マスターしていこうと思います。
6個とりあえず製作。1つ重要なことが分かった。削る歯(バイト)の加工をキレイにやれば、もちろん削る品物もキレイに上がるんだなぁと勉強になった。
次は、昇り高欄と二重台輪の高欄のギボシ合計30個製作。同じ工程を1区切り1区切り、30個通して製作していきます。
一番最初に作ったものよりは、少し小ぶりにしました。
両サイド削り出してるギボシ、合計15本今晩でなんとか終わりそう。合計ギボシ30本。だんだん慣れてきた。贅沢なことだけど、もう少し大きな旋盤が欲しくなってきた・・・。
昇り高欄、二重台輪のギボシ、30個製作完了。慣れてしまえば思ったより早く出来た。
ギボシを全部柱の上に置いてみた。
なかなかいい感じになってきたと思う。
次は、鳥居の間の龍を製作していきたいと思います。
1週間ほど間があいた。

1週間ほど前、おじいやん(大将)がいきなり倒れられ、そのまま亡くなった。
前の日まで元気にしていたのに・・本当にショックを受けた。
年は86歳。
男としては長生きされたほうだと思う。
真面目な人で、仕事一筋でやってこられ、国からも実績をたたえられ、黄綬褒章をもらっておられた。
俺がこの道に入ったのは17歳。
当時、大将は60歳。
仕事には厳しくなかなか頑固な大将だった。
入った当初から俺は不良上がりで、小さい頃からの手の器用さもあり、仕事をなめた生意気なクソガキだった。
職人の世界の難しさと厳しさというものを色々と教えてもらった。
今から思えば、このくそ生意気なガキを、よく我慢して使ってもらえたものだと思う。
もう、自分には両親はいない。
おじいいやんが本当の親父のように想っていた。
独立してからも色々あったが、仕事に関しても直接褒められたこともないが、俺の物造りへの想いと、パワー・技術は認めてもらっていたと思う。
心残りは、たいして仕事でいいところをあまり見せてやれなかったこと。
もっと自分が職人としてデカくなり、おじいやんが居たからここまで大きくなったと言いたかった。

ここ1週間、何をしていてもおじいやんの事が頭に浮かび手が止まる。
葬式も無事に終わり、ようやく物造りに集中できるようになってきた。
これからは、おじいやんが上で見ていてくれると思い、今まで以上に自分が出来ることを、職人としてやっていきます。


飾り神輿のほうは、現在龍の下絵を描いているところ。