今日は日曜日なのですが、修理の銅額を取りに行ってきました。この銅額は、俺が若かりし頃に教えて頂いた職人さんの銅額で、今はもう亡くなられておられます。この職人さんの銅額を、私が引き継いでいます。この写真は、鳥居の上から下ろした銅額を撮ったものです。大きさは約6尺。珍しいことに、鳥居の表裏に背中合わせに2つ上がっています。それを額受けごとクレーンで吊ってもらって下ろしていきます。
額受けもかなり傷んでますので修理します。
外で機械を使ってフチを仕上げていってもらいます。
だいぶきれいになってきました。正面の文字板は、かなり荒れているため、新しい板をこの上にかぶせる予定。
額縁の中枠もひどく傷んでいたので、新品に変えます。
一つ目の銅額の修理が完成。
続けて二つ目も完成。
次は、額受けの修理に入ります。サビを落とし、黒く塗装します。
受けの部分に座金を製作します。
切りくわしを入れて、鉄製の額受けにはめ込みます。
このようにコの字に曲げて地金をかぶせていきます。
天板の部分もかぶせます。
裏表もかぶせていきます。アールが付いているところは、切れ目を入れて曲げていきます。
このように合わせて合わせて、切れ目を入れたところにハンダを流し込みます。
いよいよ最後の正面の部分の地金を張り付けていきます。
これでハンダ付けは完成。
金具の仕上げの仕事をだいぶ覚えたバイトの兄ちゃんに、仕上げをしてもらいます。
だいぶきれいになってきました。
完成。

ここで、いつも興味深く、何でもよく知っている大和魂の社長に問題!
鉄製の額受けに銅板を巻き付けたわけですが、これは本当は間違いの製作です。
なぜこのようにしたかというと、修理をする前に同じように薄い銅板が巻き付けてあったからです。
仕上げは、この銅板に金箔を押してコーティングをして完成なのですが、前の職人さんは大きな間違いをされています。
ヒントを言いますと(これを言うと社長はすぐ分かるやろうなぁ)、この製作の中で、鉄と銅、金属なのですが性質が全然違います。
ヒントは、鉄はさびる、です。
すると、鉄はどうなるでしょうか?