これは提灯の上下の受け、何という名前なのかは分かりませんが。これに飾り金具が付いています。それの紛失物を製作して、修理できる金具は修理します。そして、提灯本体の塗りは、私の出た店に出して、後輩が塗ることになります。なんとこの仕事を頂いたのは初めて取引する大阪の提灯屋さん。わざわざ大阪から来ていただきました。ここの提灯屋さんの息子さんが、般若が好きで、私のHPを見つけてくれたそうです。それでメールを頂き、このように仕事をいただける付き合いとなりました。嫁さんと、HPを作って良かったなと話をしています。
これも、提灯の周りに付く金具です。かなりひどく痛んでますので、修理はなかなか大変そうです。
提灯の飾り金具。欠損している部分を製作していきます。
各種、見本をベースに葉を彫っていきます。
切り抜いて、葉の製作はこれで終わり。
鳳凰4体の修理にかかります。
羽根は修理するつもりでしたが、どうも傷みがひどいので、すべてさらにかえます。
彫れて、切り離しが出来た状態。
足もこのようなタイプに交換します。
バイトの兄ちゃんに鳥の仕上げをしてもらいます。
これは、鳥の土台となるロバンの部分。この六角の木をすべて金具で巻いてしまいます。
上下合わせて8枚製作していきます。
ぐるりをこのように曲げていきます。
寸法を合わせて周りに地金を巻きます。
先ほどの六角の上下の金具をかぶせて、ロバンの金具は完成。
折り曲げたところに、強度を持たせるために、兄ちゃん初めてのハンダのあぶりつけに挑戦。
鳥の頭を左右8枚彫っていきます。
彫れた状態。
イトノコで抜いて、両サイド合わせてハンダ付け。この後、パイプを首にして、頭と首をハンダ付けします。
鳥の頭、首を取り付けて、これで4つ完成。
提灯のガワの塗りが上がったので持って来られました。
兄ちゃんに提灯金具をばらしていってもらいます。