六葉を製作します。これは古の見本です。見にくいと思いますが、鶴の紋が入っています。個数は26個あり、一度に26個は大変ですが、同じ工程を通してやっていきます。
まずは、鉄型を製作するため、この古の六葉の型取りをします。
型紙を鉄に貼り付け、コンテで斜めに引いていきます。
今回のこの六葉の製作は、業者さんから製作通過の写真を欲しいと言われていますので、製作方法をのせていきます。あまり載せたくはないのですがね・・。切り離した鉄型を仕上げ、ハンダの塊の上に置いて、熱をかけます。ハンダが溶けて鉄型が沈んでいきます。そして鉄型を取ると、荒曲げ用のへこんだ型ができます。26個もありますので、ハンダのメスガタが崩れていくかもしれませんが、銅版を挟んで打ち込んでいきます。
六葉の地取りを始めます。
型紙を地金に貼って、切り離します。
更に、くぼみをタガネで切り離します。
鉄のアテ物を当てて、叩いて折り曲げていきます。
これぐらい叩いたら、この段階ではこれで終わりで、焼きなましをします。
左のやつを右のようにまた深く曲げていきます。26枚ありますので、連続はなかなかしんどい。
六葉の一番深いところをタガネで押し込んでいきます。
私が六葉の折り曲げの仕事をしている間に、嫁さんに鶴の紋の絵を古の六葉からひらい出し、地金に写しやすいように清書してもらいます。
焼きなましをした六葉をこのようにハンダのメスガタに押し込んでかちこんでいきます。
すると、このようにキレイな六葉の形になります。
26個全部同じ様にしていきます。
大きめにヘリの立ち上がりを作っていた分を、裏からマジックで線を入れて、その線のところまで削り落とします。
マジックで入れた分の余計な部分のすりおろしが完了。
鉄型をもう一度放り込んで、油圧式の万力で挟んで、キメ出しをしていきます。
タガネで角も決め出しをします。
嫁さんに、イノメの跡をマジックで入れてもらいます。
もう一度キメ出しをして、叩いて出た分をすりおろしていきます。
イノメ用のタガネで、イノメを打ち込んでいきます。
それを次は、突きタガネで突いて外していきます。
次は、折り曲げた立ち上がりを仕上げていきます。
折り曲げた立ち上がり部分にペーパーを当てました。
いよいよ彫りを彫っていきます。通しでヘリ打ちをしていきます。
いよいよ彫りに入ります。嫁さんに、鶴を地金に写してもらいます。
鶴を彫っていきます。
彫れた状態。なかなか時間がかかりますね。また、26個通しで鶴を入れていきます。
ナナコをまいていきます。
これで六葉本体は大体完成。もう少しぐるりを仕上げなきゃダメだな。あとの六葉も同じようにやっていきます。
菊座の型作り。26個分製作します。
地金に写して
切り離してタガネで筋彫りを入れます。
ナナコをまいて
こぼめます。
菊座はこれで完成。次は上げ座を製作します。
上げ座の製作に入ります。上げ座の筋を入れていきます。
鉄型の中に放り込んで、第一段階こぼめます。
地金をなまして柔らかくして、もう一段階深くこぼめます。
アテを使って形を整えて、上げ座はこれで完成。
頭にも鶴の紋が彫ってありますので、頭用の鶴を26個彫ります。
彫れた状態。
切り離します。
頭本体とこの彫れた鶴をロウ付けします。
重ねてみました。
頭用の足を荒叩きします。
キメ叩きをします。
頭に取り付けようの座金を放り込んで、かなくります。
全部出来た状態。
このようにして頭に突っ込み、ハンダの塊を2つ放り込みます。フラックスを1滴落としてあぶります。
このようにしてハンダを多めに入れます。かち込みのときのへこみ防止になります。
全部出来た状態。
26個六葉を組んでみました。六葉はこれで終わり。
六葉の金箔があがってきました。
現場へ打ちに行ってきました。